院展綱領の第一則に 「一切の藝術は無窮を趁ふの姿に他ならず」という一節があります。これは岡倉天心の言葉を横山大観が引用したと言われ、天心の遺志を引き継ぎ、大観が目指した芸術のあるべき姿とは、芸術に終わりはなく限りないものを追求し続けていくことでした。そしてこの志は現代の院展の作家にも引き継がれています。「無窮の會」と名付けた本展では大観の母校、東京藝術大学を巣立ち、常に新しいことを模索しつづけ、さらなる飛躍が期待される院展若手作家の作品を展覧いたします。また本展では「THE BEGINNING OF THE END-オワリノハジマリ-」と題し、無窮の會の集大成として各作家2点の新作を発表いたします。ぜひこの機会に、これからの日本画壇を担う作家が紡ぎ出す世界をご堪能ください。
日本橋三越本店
出品予定作家
大久保智睦 加来万周 鴈野佳世子 川﨑麻央 北澤龍 窪井裕美 水津達大 須藤和之 染谷香理 高宮城延枝 永井健志 並木秀俊 西岡悠妃 野地美樹子 廣瀨貴洋 藤井聡子 松岡歩 松下雅寿 松原亜実 松村公太 松村侑紀 繭山桃子 宮下真理子 山田雄貴 吉田侑加 (五十音順、敬称略)
新作、M10号×1点、F6号×1点を出品しております。